申告書
2001年12月4日
神戸地方法務局人権擁護課 殿
JR西日本労働組合 中央執行委員長 田村 豊
JR西日本労働組合 近畿地本 執行委員長 宮本 兼次
JR西日本労働組合 尼崎電車区分会
執行委員長 中村 敏孝
JR西日本尼崎電車区管理者による“人権侵害”の実態について
1997年3月、JR東西線の開業とともに発足した尼崎電車区では、発足当初から管理者による社員へのイジメ・嫌がらせが横行し、JR西日本内で「最も人権侵害がおこなわれる悪い職場」として社員の間では有名です。
鉄道業の最大の使命は、『安全』です。しかし、この安全を最前線で確保し、日夜業務に精通している運転士が些細なミス=ヒューマンエラーを起こせば、すぐに運転の仕事から外し、事情聴取と称してミスをした運転士を数人の管理者で取り囲み、罵声を浴びせたりしています。
そればかりか、再乗務に向けた日勤教育の中で、事故とは関係のない『レポート』を強制するばかりか、映画等に登場する昔の軍隊のように、管理者が運転士を罵倒・恫喝する始末です。また、この日勤教育=乗務停止中は、『別紙・尼崎電車区配置図』のように、他の社員の見せしめにし、勤務時間中にトイレにいくにも管理者の許可を得なければならず、昼食休憩時間以外は喫煙や飲食すら認められません。ちなみに、他の内勤者はトイレも喫煙・飲食も自由におこなっています。また、他にも教育に専念する部屋も複数あります。
これらこの人権侵害によって、精神的に異常をきたし、2001年9月6日には運転士の自殺も発生しています。
以下管理者と当該運転士とのやりとりを明らかにします。
- 1998年8月17日に尼崎電車区で古園区長・小寺指導助役からの衛藤忠文運転士への人権侵害
小寺首席助役「質問なんてするな、聞いている事に答えたらええんや」「全部読むということはわからんということや、それだけレベルが低いということ」 古園区長「なんや、交渉やっとんのか! 交渉やったら蹴飛ばすぞ!」「あんたそんなレベル低いのか、区のやり方に従うか、従わないかそれだけだ」
- 1998年9月11日に尼崎電軍区で片山指導助役(当時)の衛藤忠文運転士への人権侵害
衛藤運転士が事故(異線進入)を起こし、事情聴取に行ったところ、片山指導助役は突然「辞表持ってきてもええぐらいやぞ!」 また、翌9月12日には、片山指導助役は「仕事にきとるんか、遊びにきとるんかどっちや、ゆうてみい! わしは本当は温厚なんやぞ、けどお前に頭きとんのや」
- 1998年9月14日に古園区長・小寺首席助役・柴田総括・片山指導助役らによる衛藤忠文運転士への人権侵害
古園区長「もう乗せられんぞ、乗務員は余っとるんや。あんた組合のリーダーやろ、見てみい、この状況を恥ずかしいと思わんのか。あんたは社員ではない、労働者や。そういう人間は会社には必要ないんや。乗りたかったら何するんや。運転100%で事故したらどうなるかわかっとるやろうな言ったやろ。言っとくぞ、このままやったら絶対乗せんからな」 小寺首席助役「事故起こしたら、『覚悟はしている』言ったな、どういう覚悟かゆうてみい。まだ乗るつもりなんか、乗れる思うとんのか」 片山指導助役「運転土だけが職種ちゃうで。レポート書いとるが言葉だけや、課題を与えてもらわんとあんたはわからんということや。日勤したかてあんたは変わらんやろう。日勤中に他職に身の振り方を考えた方がええんとちゃうか」 古園区長「本当に乗務したかったら丸裸になれ。丸裸になって会社に従い、一からやり直すと誓うんやったら考えてやってもいい。そうやなかったら絶対に乗せんからな」
- 4.1998年に尼崎電車区での古園区長・片山指導助役による上野運転士への人権侵害
上野運転士が始末書を書くとき、古園区長が「決められた事ができんやつはどんどん降ろせ。今後も守れんのであれば乗務させん、それだけや。事故をしなくても関係ない」といきまく。 片山指導助役が上野運転士に対して大芦を出し「お前アホか!」と罵声を浴びせる。
- .1999年6月16日に尼崎電車区で片山指導助役から、山藤運転士への人権侵害
山藤運転士が日勤期間中にレポートのテーマを手帳に書き込んだことに対して、片山指導助役(現首席助役)は「お前こそこそ隠れて何をやっとんじゃ!」と、いきなり怒鳴りつけ「それを見せろ! 貸せ!」と大声を張り上げ左の肩を掴みました。手帳提出を拒まれたことに対して腹を立てた片山指導助役は「そんなに好き勝手したいんやったら、運転士をやめて寿司屋になれ! 寿司屋が嫌だったら散髪屋だ!」と言っているのです。
- 1999年9月4日に片山指導助役による服部匡起運転士への人権侵害
片山指導助役は、出勤してきた服部匡起運転士の口ひげについて 片山「何で呼ばれたかわかるか」 服部「わかりません」 片山「当直にひげのことで注意されただろう」「何回注意された」 服部「わかりません」 片山「わからないほど注意されたんだろ」「当直が言ってもへらへら笑ってきかないんだね」「君は制服を着て一歩外に出れば、会社の顔なんだ」「サービスマニュアルを読んだのか」 服部「ひげはこまめに剃ると書いてあります」 片山「剃ってないじやないか」 服部「鼻の下以外はこまめに剃っているつもりですけど」 片山「サービスとは何か知っているのか」 服部「お客様を大切にすることです」 片山「それがわかっていてなぜ剃らないんだ」「老人から子供までひとりでも不快に思われたらだめなんだ」 服部「何か苦情でもきたのですか」 片山「きたら遅いんだ」「お前がそれで首を吊っても知ったことじゃない」 服部「首を吊るとはどういうことですか」 以下省略
- 2000年7月29日に矢野区長・山口指導助役による、岸田運転士への人権侵害
事情聴取中、矢野区長「退職金がパーになる前に辞めたほうがあなたのためだ」 山口指導助役「会社を辞めたらどうか」といい、目の前の椅子・机を蹴飛ばした。
- 2000年8月頃に尼崎電車区で山口指導助役による、中上運転士(59歳)への人権侵害
山口指導助役が中上運転士へ「まだ出勤しているのか、いつ辞めるるのか」「さっさと辞めろ」と発言
- 2001年8月31日から9月5日までに尼崎電車区で服部匡起運転士へ園田区長・山口指導助役からの人権侵害
山口指導助役「一日座って3万円や」「給料もらっているから8割書きなさい」といわれた。 園田区長がトイレまでついて来て、監視されている。
- 2001年10月3日に尼崎電車区で、片山首席助役による衛藤忠文運転士への人権侵害
片山首席助役「お前、俺に対して言うんやな、お前なんか絶対信用せえへんぞ」「おお、“あんた"やったらあかんのか!」
- 2001年11月20日に尼崎電車区で、山口指導助役からの田村運転士への人権侵害
事情聴取中、田村さんに対して山口指導総括助役が「あなたは社員としてではなく、人間性に問題がある」と発言
以上のように、現場を指導する立場の管理者が、言葉の暴力で運転士の人権を侵害し、人格を否定しています。このようなことがさらに続けば、鉄道業としての安全性にも影響がおよびます。別紙資料を添付して人権侵害の申告をおこないますので、ぜひ、神戸法務局・人権擁護課の調査・勧告をお願いいたします。
以 上
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